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(室内)
華月館は、三浦屋(旅館)二代目・三浦庄作が、大正3(1914)年、御料局(帝室林野管理局)滝川出張所の建物の払い下げを受け、菜の花通り(現:花月町)に移転し、翌4年に奥座敷を増築したもので、三浦屋の貴賓室として要人宿泊に利用されました。
和洋折衷の様式で数々の調度品もあわせて、明治から大正期の民間高級住宅の趣を伝えています。特に「亀の間」は、洋風応接室と書院座敷からなり、天井にはシャンデリア釣元レリーフがあるなど、重厚さと格調の高さがうかがえます。
三浦屋は昭和5(1930)年、滝川ホテル三浦華園と名称を変え、昭和55年の増改築の際、市はこの建物を譲り受け、歴史的建造物として名称を「華月館」と定め、長く保存することとなりました。館内には明治・大正期の著名人のゆかりの品々も展示しています。
※5月~9月の開館期間中で第4日曜日以外に見学を希望する場合は、希望日の3日前までに美術自然史館に電話でご予約ください。(月曜日・祝日の翌日は除く)
(兵屋内)
明治23年に滝川屯田兵440戸が、さらに明治27年には江部乙屯田兵400戸が入植し、この地に開墾のくわがおろされました。屯田兵には山形県や福岡県など全国各地から応募があり、北の警備と開拓に従事しました。館内に再現した兵屋は樺戸集治監と大倉組が請け負った間口5間(9メートル)、奥行3間半(6.3メートル)の木造平屋の一部で、屋根は柾ぶきで煙出しがついていました。