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昭和52年(1977年)に開館した滝川市郷土館は、ふるさと“たきかわ”で生きてきた人たちの暮らしぶり(歴史)や生活のしかた(民俗)を紹介する博物館です。屯田兵屋や大正時代の商家を再現するなど、滝川における暮らしや生活の歩みを知る貴重な資料を数多く展示しています。
大正時代の商家(中川茶紙店)を再現し、当時の座売り商いの様子がわかります。
滝川に暮らした人々の様々な生活の道具、特に衣食住に関係する懐かしい台所用品や洗たく道具、暖房器具などの展示をしています。商業の町として発展してきた滝川の商店街の発達の様子を文書資料や地図、写真パネルを交えて紹介しています。
高畑利宜は、開拓史の役人として上川探険や上川道路の開削など内陸部の開発に重要な役割を果たしました。また退官後は、滝川に住居をかまえ駅逓や運送業の経営にあたり、滝川をはじめ空知、上川の発展に貢献しました。利宜が生涯にわたって保存・整理につとめた膨大な資料は、現在、北海道史研究の貴重な資料として活用されています。
明治23年に滝川屯田兵440戸が、さらに明治27年には江部乙屯田兵400戸が入植し、この地に開墾のくわがおろされました。屯田兵には山形県や福岡県など全国各地から応募があり、北の警備と開拓に従事しました。館内に再現した兵屋は樺戸集治監と大倉組が請け負った間口5間(9メートル)、奥行3間半(6.3メートル)の木造平屋の一部で、屋根は柾ぶきで煙出しがついていました。
(右の写真は、農村環境改善センター裏に展示されている屯田兵屋)
詳しくは滝川市美術自然史館(0125-23-0502)までお問い合わせ下さい。
※ただし、月曜日・祝日の翌日及び10月~翌年4月までは除きます。
一般 | 高校生 | 中学生 | 小学生 | |
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郷土館のみ | 150円 | 100円 | 50円 | 50円 |
美術自然史館及びこども科学館との 3館共通券 |
950円 | 600円 | 360円 | 240円 |
年間パスポート (美術自然史館・こども科学館・郷土館共通) |
1,050円 | 730円 | 420円 | 320円 |
※幼児無料
※5月~9月の開館期間中で第4日曜日以外に見学を希望する場合は、希望日の3日前までに美術自然史館に電話でご予約ください。(月曜日・祝日の翌日は除く)