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最近は時間が経つのがずいぶんと早く感じるようになってきました。年が明けたかと思えばもう秋の気配であります。今年は2月ごろから新型コロナウイルス感染症が全国に拡大し、今もなお重大な問題となっています。滝川市においては市民の皆様の感染予防に対する関心の高さ、医療関係者のご苦労とご努力のおかげで感染の大きな広がりは見せていませんが、地域経済への打撃は大きく広がっています。これから冬に向かい、インフルエンザの流行も同時に懸念され、市民の皆様も不安に思われていることと思いますが、市としても精一杯の対策に努めて参ります。
いま、新型コロナウイルスによる感染者等への誹謗中傷が全国的な問題となっています。新型コロナウイルスは誰もが感染する可能性があります。私は、市民一人ひとりが正しい知識を持って、差別やいじめのない安全安心なまちづくりを進めたいとの思いから、「滝川市新型コロナウイルス差別防止宣言」を発出、相談窓口も設置しました。戦うべきは感染症であって、人と人とが争うことは絶対に止めるべきです。多くの市民の皆様にご理解とご協力を頂き、この宣言を多くの方に伝えて参りたいと思っております。「人が優しい街、人に優しい街」、滝川市はそんな街であってほしいと思います。
本年は開村130年、そして市民憲章制定50周年という節目の年であります。大勢の市民の皆様にお集まり頂き、盛大に祝うことはできませんでしたが、開拓者の精神をしっかりと受け継ぎ、たくましく、知性豊かな市民として、明るい生き生きとした滝川市の発展に力を注いでいくことを誓う年にさせて頂きたいと思います。
広報たきかわ10月号に掲載した市長コラムを掲載したものです。