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先日、内閣総理大臣主催「桜を見る会」のご招待をいただき、東京の新宿御苑へ行ってまいりました。16,000人という数のお客さまでしたが、広大な敷地の中ではそれほどとも思えず、北海道ではなかなか見ることのできない桜の美しさは見事でありました。満開を過ぎてはいましたが、1,100本のソメイヨシノや八重桜などが咲き誇り、かつてないほどの美しいお花見会であるとお聞きしました。
私は秋の紅葉も好きで、そこには何か哀愁が漂い、「侘」「寂」を感じるのでありますが、春の桜を見ると静寂の中に凛とした美しさがあり、明るい未来への息吹を感じます。市民の皆さんはどうお感じでしょうか。
わが街滝川市も春を迎えました。ピカピカのランドセルを背負った子どもたちの姿に、ついほほえんでしまいます。市役所や市立病院でも新人の皆さんが研修を受け頑張っています。これから24年後の2040年、彼らは市役所の中堅となり、市民の皆さんと共にこの街を背負っていただかなければなりません。滝川版総合戦略ではその時点での人口の目標を33,200人としております。地方創生元年といわれる今年。今できる努力を精いっぱい行い、財政の健全化以外にも数多くある課題に真正面から取り組んでいかなければとの思いを、桜を見つつ感じてきました。
さあ、北海道も桜の季節です。滝川の美しい桜を楽しみ、滝川市のこれからの明るい未来を考えたいと思います。
広報たきかわ5月号に掲載した市長コラムを掲載したものです。