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市長コラム「野心満満」

ページID:0001442 更新日:2023年11月27日更新 印刷ページ表示

やしんまんまん

『心中が、抱いている大きな望みに満ち溢れていること。』

 今年のお正月も、もはや年中行事となった箱根駅伝のテレビ観戦でした。國學院大學は頑張って予選を勝ち抜き本戦出場を果たしましたが、14位という結果でした。今年も滝川で合宿をしていただき、来年に向けて挑んでいただければと思います。しかしながら青山学院大学のチームは見事でした。一時は廃部の危機もあったチームが、突出した選手がいるというよりもチームの総合力で偉業を成し遂げたことに感激しました。苦しいこと厳しいことをバネに、それらを跳ね返し乗り越えた選手たちの自信は、これからさらに大きな何かをつかむ力になるのではないでしょうか。
 昔から人生の先輩たちは若い方々に対して「最近の若い者は」という言葉でさまざまな表現をしてきました。その言葉に反発を感じてきた私も、還暦を過ぎたせいか、いつからかみずからの口をついて出るようになってしまいました。私の目から見た最近の若い方々の一部は「欲がない」と思います。野心満満としたものが伝わってこないのです。「出世し責任ある立場を望まない」「部下を持って人間関係に苦労したくない」という言葉が聞かれます。自身の殻に閉じこもり、自身を大切にする姿は、家でテレビゲームに熱中し外に出ない子どもの姿と重なって見えます。ぜひとも夢に向かって挑戦し、成し遂げた時にどのような風景が見えるかを学んでほしいと思いました。
 でもそれはほんの一部で、滝川の若者たちはしっかりしています。先日の成人式も若者たちがリーダーシップを発揮しすばらしい式を挙行してくださいました。この街を担う力に期待しています。

広報たきかわ2月号に掲載した市長コラムを掲載したものです。