本文
『純粋で無邪気なさま。飾らず自然のままの姿があふれ出ているさま。』
そらぷちキッズキャンプが本格オープンしてから1年。今年の夏も、小児がんと闘う子どもたちがキャンプに訪れました。しかし今年のキャンプは緊張感が漂う中で行われていました。それは、そらぷちキッズキャンプがテストを受けていたからです。ご存知の方もいらっしゃると思いますが、そらぷちキッズキャンプのモデルと言われているのは、米国にあるホール・イン・ザ・ウォール・ギャング・キャンプです。有名な映画俳優であったポール・ニューマンさんが設立した医療キャンプで、現在は米国以外にも世界16か所のキャンプ・ネットワークを持つシリアス・ファン・チルドレンズ・ネットワークという財団に成長しています。今回、その代表であるジョン・リードさんをはじめ3人の方々が来滝され、そらぷちキッズキャンプがシリアス・ファンのメンバーになるためのテストが行われたのです。
丸加高原にある施設の素晴らしさ、スタッフの皆さんの子どもたちへ傾ける情熱は、十分評価されたと思います。ボランティアに対する感覚の違いなど、国民性による差異は若干あると思いますが、難病の子どもたちに対する思いは同じであり、ぜひテストに合格していただき、、世界中に広がるシリアス・ファンのネットワークの仲間入りを果たしていただきたいと期待しています。
そらぷちキッズキャンプには、日本チェーンドラッグストア協会や各種の奉仕団体、慈善団体、そして企業などから、今も多くの支援が寄せられています。医療キャンプという性格上、いつでも誰でもお立ち寄りくださいとは言えないのですが、この素晴らしい施設が滝川にあるということを誇りとして、今以上の支援を市民の皆さんと一緒に行ってまいりたいと思います。
「外で遊びたい」という夢をかなえた子どもたちの天真爛漫な笑顔は、正に太陽です。
広報たきかわ10月号に掲載した市長コラムを掲載したものです。