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『事の当事者よりも、第三者のほうが冷静で客観的に物事を見られること。』
皆さんは、かっぱえびせんやポテトチップスでおなじみの(株)カルビーという会社をご存じだと思います。鈴木光一副市長とのご縁で先日、創業家の一人で現在相談役である松尾雅彦さんが来滝されました。農業塾の講師として若い農業経営者の方々に、貴重なお話をしていただきました。滝川の農産物をはじめとする潜在力に期待し、5年後・10年後の農業経営のあり方をしっかりと確立すべきと示唆を与えていただきました。
その2日後、香港からのサイクリングツアー35人が到着しました。今、中国ではサイクリングが大変流行しているようで、今回は千歳からサホロまでの400kmを走るツアーで、滝川に初めて一泊していただきました。北海道の気候と農村風景に感激されていて、傑作が撮れたと言って自慢げに見せていただいた写真は、私たちが見慣れている牧草ロールの写真でした。私たちが何気なく見ている一つひとつに価値が見い出されているのです。夕食をご一緒した後、三楽街や滝川ふれ愛の里に行かれた方々は、市民の親切さに感謝されていました。新しく市外から就任された(社)たきかわ観光協会の嶋田浩彦事務局長が滝川の素晴らしさにほれこんで営業に奔走された成果で、秋にもツアーが数回予定されており「国際観光」の始まりです。
「岡目八目」、滝川が持つ財産に外からの目線で新しい息が吹き込まれています。移住され江部乙で頑張っていただいている高橋満さん。鈴木副市長、嶋田観光協会事務局長、そのほか大勢の皆さんが市のために頑張っておられます。私たちも今一度自分の街を見つめ直して、その素晴らしさを見い出さねばと思います。
広報たきかわ8月号に掲載した市長コラムを掲載したものです。