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『一度承知したことは千金にも換えがたい価値があるということ。約束を重んじること。』
今年の冬は大雪に見舞われ、市民の皆さんも除雪に大変ご苦労されたことと思います。市では4月1日より全道でも例のない「空き屋等の適正管理に関する条例」を施行し、家屋の倒壊などの対策を図ってきていますが、今年は大事に至らず何よりでした。
さて、ようやく雪解けとなりましたが、心配されるのは春の農作業の遅れや作物への影響です。また「菜の花まつり」を心待ちにされている方々も大勢いらっしゃると思いますが、例年どおりとなることを私も期待しています。
桜のつぼみは少しずつですが芽吹いてきました。私たちを楽しませようと一生懸命準備してくれています。日本人は本当に桜が大好きで大切にしています。桜の花の散り際の美しさに「潔さ」を感じるのは「武士道」に通じているからというお話がありますが、私もそのように感じています。四季折々、野辺の花一つ一つにも生命の息吹きと美しさを見いだす、せん細な日本人の心は貴く、次の世代につないで行かねばならないと思います。
市も民間公募で選ばれた鈴木新副市長に加わっていただき、新年度のスタートです。「一諾千金」私は市民の皆さんに「夢と誇りの持てるまちづくり」をお約束しました。厳しい財政状況の中ではありますが、今できることを着実に、そして困難を先送りすることなく進める新年度予算を編成しました。約束を重んじ、責任を持ってまちづくりへまい進してまいります。ぜひ市民のみなさんのお力添えをお願いいたします。
広報たきかわ5月号に掲載した市長コラムを掲載したものです。