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『人材を育てることは、大きな利益をもたらすこと。』
新年あけましておめでとうございます。市民の皆様が健やかに新春を迎えられました事を心からお慶び申し上げます。
本年の干支は「辰」です。どのような年になるのかといろいろな予想がされていますが、伝説である龍の年ですから、昨年の暗雲を吹き飛ばし、元気の出る一年になる事を期待しています。
さて、昨年、岩手県宮古市へ復興支援の一環として学校給食用にと新米と野菜をお送りしました。年末にお礼のお手紙と子どもたちの作文・写真が届きました。おいしいごはんとカレーライスで元気が出たと、写真にも作文の文字の一つひとつにも、うれしさがあふれていました。多くの子どもたちが、自ら一所懸命に頑張って地域を復興させ、いろいろな所からいただいた温かい気持ちに恩返しをしたいと書いてありました。被災された子どもたちは、たくさんの悲しみ、つらさの中で学んでいます。命の大切さを、人の尊さを。子どもたちは、国の宝ですね。
滝川の子どもたちも元気です。学校訪問に伺うと大きな声であいさつをしてくれます。滝川の宝であるこの子どもたちをどう守り育て、教育していくのか、強い使命感を感じています。「街は人なり」。そこに住む方々が輝いていなければ、その街に魅力はありません。これからの街づくりを担う若者をどう育てていくのか。「一樹百穫」。今年はこの言葉を心に、これからの滝川を創っていただける人材育成に力を注ぎたいと思います。
広報たきかわ1月号に掲載した市長コラムを掲載したものです。