本文
『困難な状況の後に、幸運が巡ってくること。新年を迎えること。』
先日、大変お世話になった方のご子息の結婚式がありました。国際結婚というので驚いていましたが、すばらしい花嫁さんでした。式の最後のご挨拶で新郎が、「生涯を一緒に過ごしたいと思える女性に出会えたと思ったら、たまたま外国の方でした」とおっしゃられました。国籍とか人種とかを越え、人間の本当の姿を見つめ合う二人に感動しました。強い意志を持つお二人ならば、どんな困難も克服され、日本一のご夫婦になると思います。
さて、私が市長の職を務めさせていただくことになってから7か月が過ぎました。「きりり」とした朝の空気の中に、師走の風も感じ始め、全力で走ってきた自分を今一度振り返っています。3・11の東日本大震災の影響を受け、地方の経済はますます厳しさを増しています。滝川市においても、相変わらず人口の減少や中心市街地の問題など、難問が山積であります。私も市民の皆様へのお約束として諸問題に立ち向かっており、白鵬米による滝川産ブランドの確立や副市長公募などを進めておりますが、すぐに成果を上げられない課題もあり、はがゆい思いであります。しかし、どんな問題に対しても、常に「どのようにするのが市民のためになるか」を判断基準に考えて参ります。
「一陽来復」。市民の皆様とともに、さまざまな壁を越えて、心をひとつにして課題に取り組むことにより、新しい朝日のように輝いた街が見えてくると思います。
広報たきかわ12月号に掲載した市長コラムを掲載したものです。