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市長コラム「一朝一夕」

ページID:0001404 更新日:2023年11月27日更新 印刷ページ表示

いっちょういっせき

『ひと朝かひと晩かの意からわずかな期間。短い時日。』

 7月23日から3日間、市民有志の皆さんと、岩手県宮古市の復興支援に参加してきました。宮古市田老地区の被害はすさまじいもので、思わず絶句してしまいました。10mの高さの防潮堤があり、その上を波が越えてくるとは信じられなかったと思います。現場の迫力と、当時の被害を淡々と語る地元の方のお話に涙してしまいました。自らも被災し、仮設住宅にお住まいの宮古市長さんともお会いでき、私たちが何を支援させて頂くのが必要なのかを、率直にお聞きしました。被災地からの移転を考えている方のお話は全く無く、これからも地域に住み続ける為の経済支援が必要とのお話を伺ってきました。
 今回の支援は、地域の方々が集まり、子どもたちが楽しめるイベントを開催してほしいとの要望を頂き、友好親善都市の縁で滝川市、名護市、八幡平市、宮古市の4市の有志により実施しました。歌謡ショーや沖縄バンドのステージ、炊き出しはジンギスカンや味噌ラーメン、沖縄ソバ。2千人近い宮古市民が集まり、久々の再会を喜ぶ人もいて、子どもたちが飛び切りの笑顔で「おいしくて、楽しい」と喜んでくれました。
 被災の後片付けが進む中、着実に復興の兆しも見えていました。「一朝一夕」には叶わぬ事ですが、一つに結ばれた宮古市民の絆は、必ず明るい街を復活させると感じさせてくれました。私たちも市民の心の絆をしっかりと結んで、これからも東日本の皆さんを応援し続ける事が出来る街であり続けねばと思います。
 「がんばっぺ宮古」「がんばっぺ滝川」

広報たきかわ9月号に掲載した市長コラムを掲載したものです。