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市長コラム「一意専心」

ページID:0001400 更新日:2023年11月27日更新 印刷ページ表示

いちいせんしん

『ひたすらひとつのことに心を集中すること』

 3月11日の大震災、そして福島原発。まさしく国難のときであります。日本全体が暗い雲に覆われている中、なでしこジャパンの快進撃は、国民にあきらめない勇気を与え、絆の大切さを教えてくれたと思います。決しておごることなく、次の目標に向かって進む姿にさわやかな感動を覚えました。
 滝川市においても、全国大会への出場という明るい、そしてうれしいニュースがいくつもありました。中でも滝川高等学校軟式野球部、江陵中学校野球部の全国大会出場、滝川第二小学校ジュニアドラゴンズの全道優勝は、野球の街滝川を彷彿させる活躍でありました。往年の朝野球の選手たちが今でもプレーを続けながら、指導者として、若い方々を支える立場として頑張っていただいている成果が表れたと思っています。「一意専心」、ただひたすら野球を愛し、後に続く子どもたちのためにグラウンドを黙々と整備する背中に、子どもたちは言葉よりもっとすばらしいことを学んでいると思います。
 滝川市はひたむきなご努力により大きな足跡を残されている岩橋英遠先生をはじめ、五十嵐威暢先生、大野耕太郎先生と、すばらしい文化人のご縁もあり、文化も盛んな街であります。勉強だけではなく、一生を懸けて目指す物を見つけること、それがスポーツなのか文化なのか。人生の豊かさを思う時、滝川の子どもたちには、ぜひ何かを見つけてほしいものであります。私たちは、その出会いの機会を多く作るためにも、スポーツ、文化の振興をもっと図っていかなければと思っています。
 スポーツは観戦するだけ、文化は鑑賞するだけの私は、「一意専心」、市民の皆様に喜んでいただけるまちづくりに努力してまいります。

広報たきかわ9月号に掲載した市長コラムを掲載したものです。