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『人の知識を高め成功に導くこと。さまざまなものを開発し、事業に成功すること。』
暑い夏も終わり秋を迎えようとしていますが、今年の夏は寝不足も加わりました。ロンドンオリンピックでの日本勢の活躍に市民の皆さんも一喜一憂されていたのではと思います。水泳チームの活躍、特に男子400mメドレーリレーでは銀メダルに輝き、「北島選手を手ぶらで帰すわけにはいかないと誓った」という主将の言葉には感動しました。柔道も健闘しましたが、残念でした。ただ、テレビを見ていて、はたしてあれは柔道なのだろうかと思ったのは私だけでしょうか。
男子が頑張った体操そしてフェンシング、あんなに興奮してフェンシングを応援したのは初めてでした。卓球女子団体の銀メダル、女子サッカーの銀メダル、レスリング女子の金メダル、どれもが今思い出してもあの興奮がよみがえるほどの活躍ぶりでした。大きな感動とあきらめない勇気をいただいたと思っています。「これがオリンピックです」と言った女子柔道福見選手の言葉、まさにその通りだと思います。期待に応えることができなかった選手、実力を出し切れなかった選手、しかし出場した皆さんは大きなものを得られたはずです。親子の愛、チームの仲間との絆、支えてくれた方々への感謝の中から。私たちも努力することの大切さと努力する美しさを教えていただきました。
「開物成務」私たちが今、成しとげなければいけないのは、子どもたちに夢を見る大切さを説き、その夢を実現するための環境をどのように創り出していくかではないかと思うのです。
広報たきかわ9月号に掲載した市長コラムを掲載したものです。