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滝川市における公共施設の現状から、今後、公共施設の「選択と集中」を進めていかなければなりません。このことは、公共施設までの距離が遠くなるなどの多少の利便性は低下することとなりますが、全ての施設を維持することによる将来世代が負うかもしれない負担を考えれば、現役世代が積極的に取り組むべき課題であると言えます。滝川市では、持続可能で新たな需要に応えうる公共施設のあり方を目指し、次のとおり「滝川市公共施設マネジメント方針」を設定しました。
方針1 | 公共施設の複合化・集約化を進め、必要な機能を維持しつつ、今後10年程度を集中取り組み期間として公共施設を可能な限り削減する。 |
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方針2 | 新たに公共施設を取得する際は、公共施設の複合化・集約化を行うことを基本とし、新たに取得する公共施設の床面積を超える規模の既存公共施設の床面積を削減する。 |
方針3 | 今後も維持しつづける公共施設については、省エネルギー化を含む、計画的な修繕を行い、施設の長寿命化を進めるとともに、施設のライフサイクルコストを念頭においた歳入の確保策に努めることとする。 |
方針4 | 公共施設の維持・管理及び運営については、PPP(官民連携)を基本とした、効率的で経済的な維持管理を行うこととする。 |
方針5 | 削減の対象となった公共施設は、積極的に売却・賃貸・譲渡を進め、これにより得られる財源は、残存する公共施設の維持管理経費等に充てる。 |
方針6 | 広域的な利用が可能な施設は、広域による運営を検討する。 |
今後、「滝川市公共施設マネジメント方針」に基づき、分野別及び地区別に公共施設のあり方を定める「滝川市公共施設マネジメント計画」を策定してまいりますが、必要な機能は維持しながら、持続可能な公共施設運営を行っていくためには、多くの方々の知恵や行動が不可欠です。みなさまのご理解とご協力をお願いいたします。