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菜の花について

ページID:0002208 更新日:2024年4月26日更新 印刷ページ表示

菜の花の「ナタネ」について

ペノカのしずく

現在、滝川市で栽培されている菜の花のナタネの品種は「ペノカのしずく」といい、子実中にエルシン酸を含まず、グルコシノレート含量は10分の1と低く、ダブルローの特性を持っているのが特徴です。前品種の「キザキノナタネ」と比較して草丈が高く、成熟期と収量は同程度です。千粒重および外観品質、寒雪害抵抗性、菌核病抵抗性も同程度です。
播種(種まき)する時期は平均気温が20℃前後となる8月下旬となっており、夏の終わりに播種したものが春にキレイな花を咲かせるのです。花が終わり、主茎の穂先から3分の1のところ莢中の種子が5~6粒黒色となった時期が成熟期で、コンバイン収穫は成熟期後10~15日が適期となり収穫されます。

名前の由来は、たくさんのナタネが咲き誇っている様子のことをアイヌ語では天の川を意味する「ペノッカ」といい、そのナタネ畑からできるナタネ油を「しずく」で表し名づけられました。

※ダブルロー…ナタネはアブラナ科の植物で、エルシン酸という脂肪酸と、グルコシノレートという硫黄を含む含硫化合物の2種類の有害な物質を含んでいる。「ダブルローナタネ」はその両成分の含量がともに低くなる(ダブルロー)よう改良したナタネのことで搾り粕を飼料にすることができる。

※エルシン酸…22個の炭素を骨格とする一価飽和脂肪酸。菜種油に含まれ、化粧品に使用される。過剰摂取によって心臓に対する毒性を持つ。

※グルコシノレート…グルコースおよびアミノ酸の誘導体であり、硫黄と窒素を含む自然由来の有機化合物の一群。グルコシノレート類は過剰摂取するとヒトおよび動物に対して毒性がある。

ハルノカガヤキ

ハルノカガヤキの画像

搾油用の「ペノカのしずく」とは別に菜の花を食用に改良した「ハルノカガヤキ」という品種は花が咲く前の若葉や茎を食べることができます。味にくせや苦みもなく様々な料理に使用されており、「雪割りなばな」という名前でスーパーなどに出荷されております。
市内の飲食店では、3月下旬から5月にかけて出荷されるこの「雪割りなばな」を使用したメニューを春の旬な料理として食べることができます。
「もっと見る」をクリックすると特産品について見れます。

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作付の経過について

発芽し越冬前の菜の花の様子

※写真は発芽し越冬前の菜の花の様子
越冬前はこのくらいまで成長し越冬後、春にまた成長を始めぐんぐん成長します。

滝川市でのナタネ栽培は、平成元年・2年度に行われた「現在の北海道中央農業試験場遺伝資源部」での適応試験の実施がきっかけとなっております。
研究機関での適応試験とともに、滝川市でも試験が実施され、東北農業試験場で開発された、秋まきの無エルシン酸品種「キザキノナタネ」が北海道の優良品種として選定されたことを契機に滝川地域でのナタネ栽培が普及しました。

菜の花の作付面積は、平成19年度から平成25年度まで7年連続作付面積が日本一でした。平成26年度は播種時期に長雨の影響等により作付面積が85ヘクタールとなり、日本一から退きましたが、平成27年度には再び作付面積が日本一となり、平成28年度も作付面積が177ヘクタールまで広がったことにより、2年連続作付面積として日本一となりました。


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